.com Master ★ 研修レポート(未来)
2004年4月から6月の間、インターネット検定(ドットコムマスターシングルスター)対応研修を開催しました。
1回6時間!の研修を8回。合計48時間に及ぶ研修でした。
最近はパソコンも随分と普及してきて、就労にも欠かせないスキルとなってきていると感じます。
そのためか、パソコンは今や小学校の授業にも取り入れられ、中学・高校・大学と無くてはならない道具として使われだして来ています。
そう言った事もあり、今ではパソコンを使って表計算・ワープロ・メールは出来て当たり前、の若者達が増えてきていますし、今後もどんどん増えて来ると思います。
世の中がこんなに変わってきている中で、表計算やワープロ検定の3級・2級を持っていても、それを武器に障害者が就労出来るのか。
全く出来ない訳ではないでしょうけれど、かなり難しいと言わざるを得ません。
では、どうしよう…。
もう少し高度なスキルを身につければより有利に就労活動が出来るのではないのかなぁ。
と言った事から今回のインターネット検定対応研修を開催する事になりました。
この検定は、シングルスター、ダブルスター、トリプルスターの3種類があり、★(スター)が多くなるほど難しくなります。
ですので、まずはシングルスターから挑戦です。
とは言うものの、テキストを見てびっくり。
問題集を見て、もっとびっくり。
これは・・・かなり難しいじゃないですか。
これ、ほんとにシングルスター?
覚えなくてはいけない範囲も広い。
パソコンの仕組みから、インターネットの歴史、ネットワークのセキュリティ、マルチメディア、あれもこれも。
最初は48時間の研修時間は長すぎるかもしれないと思っていたのですが、なんのなんの。
確かにテキストを流していくだけなら半分の時間でも十分ですが、きちんと理解するためには48時間あっても足りない位でした。
(次回があるとしたら、もう少し時間に余裕を持たせた方が良いかも)
そんな中、研修受講生の皆さんには、ゴールデンウィーク期間中を除く毎週土曜日、今回場所と機材を提供していただいた宮崎県ソフトウェアセンターに集合して、朝から夕方までみっちりと勉強していただきました。
また、研修が週に1回と言う事もありましたので、受講生と講師でメーリングリストを立ち上げ、質問や連絡事項はその都度メーリングリストを使って行なっていました。
集まった時だけでなく、いつでも質問が出来るのはインターネットの強みですね。
さて、2005年度の検定試験対応研修でしたので、受験は7月から開始されます。
研修自体は6月11日が最終でしたので、7月の試験開始に向けてもう少し自宅学習が続きますが、是非皆さんが試験に合格されますように。
そして就労活動に、日々の生活に役立てていただければと思います。
知識のみを覚える研修ではなく、仕事として役立つ「知恵」を身につけていただきたいと思い、研修のプロの講師ではなく、あえて最前線の現場の(仕事の)プロを講師としてお願いしたのもそんな思いがあったからです。
研修の中ではテキストを理解するのに精一杯だったかもしれませんし、検定合格の為には理解はひとまずおいといて暗記する事も時には必要ですが、この研修で少しでも現場の空気が伝わったら嬉しい限りです。
(文責:山口)